アトピー性皮膚炎・乳児湿疹
赤ちゃんのひじやひざの裏側、手足の外側、頬などに、多くの場合、左右対称にできるかゆみを伴う湿疹が乳児湿疹です。治療やケアを行っても症状が改善しにくい、長続きするといった場合は、アトピー性皮膚炎の可能性が高いと言えます。
水いぼ(伝染性軟属腫)
皮膚の小さな傷や毛穴などからウイルスに感染することで、表面がつるつるしていて水っぽい光沢がある、直径1~5ミリほどのいぼができます。痛みはありませんが、かゆみを伴うことがあり、かいてしまうと別の場所に症状が広がってしまいます。
とびひ(伝染性膿痂疹)
細菌が皮膚に感染して発症し、火事の炎のようにあっという間に全身に広がることから「とびひ」と呼ばれています。人にうつしたり、ひどくなったりしないうちに治療を開始することが大切です。原因となる細菌を退治する治療のほか、かゆみが強い場合はかゆみを抑える治療も行います。
水ぼうそう(水痘)
ヘルペスウイルスの一種の水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することで全身に発疹が現れ、強いかゆみや発熱を伴うこともあります。症状を和らげる薬のほか、早期に治療が開始できた場合や重症化のリスクがある場合には抗ウイルス薬も使用します。
おむつかぶれ
「おむつ皮膚炎」とも呼ばれ、おむつが当たっている部分にできる接触性皮膚炎の一種です。清潔に保って保湿を心がけるなど日常的なケアで改善できるケースがほとんどですが、長引く場合は他の疾患の可能性もあるので皮膚科の受診をおすすめします。