ニキビ

過剰な皮脂が毛穴に詰まり、原因となるアクネ菌が増殖することでニキビができてしまいます。アクネ菌に有用な成分を配合した塗り薬を使う治療が一般的ですが、赤いぶつぶつしたニキビや膿を持ったニキビの場合は、抗生物質の塗り薬や飲み薬を処方する場合もあります。
アトピー性皮膚炎

刺激や乾燥から皮膚を守るバリア機能が低下している状態で、アレルギーの原因となる物質の刺激を受けると皮膚に炎症が起こります。さらに、かゆみを感じやすい状態になっているため掻いてしまい、バリア機能がいっそう低下する悪循環に陥るリスクが高く、早期に症状に合った治療を開始する必要があります。
水虫

カビの一種の白癬(せん)菌が皮膚に付着することで発症する疾患です。近年は、爪に白癬菌が感染する爪水虫の患者さんも増えています。通常、治療には抗真菌薬が用いられますが、再発しやすい疾患なので、自覚症状がなくなった後も2~4週間治療を継続する必要があります。
やけど

軽いやけどの場合も、念のため皮膚科に相談するほうが安心です。軽症に見えても、実際は深いやけどを負っている場合があり、皮膚のひきつれなどのやけど跡が残ってしまうリスクがあるからです。特に電気毛布などによる低温やけどは軽症と勘違いしやすいので要注意です。
じんましん

皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、多くの場合はかゆみを伴いますが、チクチクとした感じ、焼けたような感じを訴える人もいます。原因となった物質を特定して、それらを避けるようにするとともに、かゆみを抑える抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤による治療を行います。
接触皮膚炎

シャンプーや日焼け止め、洗剤の成分、金属製の指輪や腕時計など、身の回りのさまざまなものが皮膚に触れることで、かゆみやかぶれなどのアレルギー反応が起こります。原因となる成分や物質を避けるとともに、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン剤などを処方します。
尋常性乾癬

皮膚の赤みが細かいかさぶたで覆われ、フケのようにボロボロとはがれ落ちます。細菌やウイルスによる疾患ではないので、人にうつる心配はありません。治療にはステロイド剤などの外用薬を使うのが一般的ですが、治りにくい場合は紫外線療法や生物学的製剤による治療法も取り入れます。
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虫さされ、とびひ、かゆみ、かさつき、ケロイド など