お子さんの矯正治療には、成長段階によってⅠ期治療とⅡ期治療があります。治療の目的や治療法もそれぞれ異なり、お子さんのお口の状態や成長の度合いに合った矯正治療を行うことが大切です。
5歳～12歳頃
- Ⅰ期治療
- 乳歯から永久歯に生え変わる7～12歳のお子さんの成長する力を利用して、きれいに歯が並ぶ土台を作る治療です。一般的な矯正治療と比べて負担が少なく、続けやすいのが大きな利点です。Ⅰ期治療で土台を整えることで、本格的なⅡ期治療への移行が不要となるケースや、抜歯を伴う矯正治療を避けられる可能性もあります。
12歳～成人
- Ⅱ期治療
- 永久歯が生えそろう13歳以降のお子さんが対象で、マウスピース型の矯正装置や金属製のワイヤーなどを用いて歯を動かし、歯並びを整えていく治療です。治療の開始が遅れると骨が固くなり、歯が動きにくくなります。Ⅱ期治療が必要と考えられる場合は、できるだけ早く歯科に相談して、お子さんに合った治療を開始することをおすすめします。